東京都文京区に小石川後楽園という日本庭園があります。
元々は、水戸藩(水戸徳川家)の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の日本庭園(大名庭園)です。
現在は都立庭園として管理されており、一般公開されています。
1629年に初代水戸藩主、徳川頼房の手によって完成しました。
この後、頼房の三男の光圀が2代目藩主となります。
この光圀がよく知られている水戸黄門になります。
光圀の時代に小石川後楽園は大いに整備されました。
光圀は儒教思想を庭園に吹き込み、家臣の教養や親睦を高めるための場としました。
庭園内には田んぼがあり、光圀が、農民の苦労や農業の尊さ教える為に作ったと言われます。
現在でも毎年文京区内の小学生による田植えと稲刈りが行われ、光圀の教えを継承しているようです。
他にも、歴史的建物や、芸術的な草花の風景を楽しめるスポットがたくさんあります。
天気の良い日や、秋の紅葉を楽しめる季節に行くと味わい深い景色を堪能できること間違いなしでしょう。