遺産相続の手続きはほんとにやらなくちゃいけないことが沢山あって大変なのですが、その中でも一番大変なのが遺産分割協議書を作る事です。
相続人全員が集まって相続財産の分割方法を決めるのが遺産分割協議で、みんなで納得してすんなり決まれば良いのですが、、
思った程すんなりとは決まりません。
特にそれほど沢山の財産がない場合ほど揉めます。
具体的には数百万程度の財産の時です。
そんなにたいした額じゃないと家族間でほとんど遺産相続の準備をしていない事が多いです。
そしてそれが揉める一番大きな原因だと思います。
いざ集まって協議をしてみると、少しで良い条件で相続したいという欲がでてしまうのが人間というものです。
たった数万でも多く相続したいという欲が出るとなかなか決まらなくなります。
最終的には粘り強い人が押し切って、気の弱い人が受け入れる形でまとまるパターンが多いのですが、参加者全員が気が強いと物別れになって調停になる事があります。
実際の金額よりも感情的ないざこざが優先されるようになってしまうのです。
冷静になって考えればたいした金額じゃないので十分妥協できるものだと思うのですが、、、
相続が原因でその後の家族関係が悪くなる事もあります。
そうならない為に遺言書を作ってしっかり準備しておくことが大事です。
たとえ少ない財産でもしっかり遺産相続の準備をしていれば、残された家族は揉めることなくスムーズに相続手続きが出来ます。
残された家族の為にもしっかり遺言書を書いて遺産相続の準備をする事をお勧めします。